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Process

ひと晩で、一釜だけ。

工程は四つ。どれも特別な技術ではありません。特別なのは時刻だけです。香りがいちばん立つ夜に合わせて、すべての工程を並べてあります。

ランタンの灯りで夜香木を摘む手元process-picking.jpg

01 Picking

摘む — 日没後の数時間

摘むのは、その晩に使うぶんだけ。ヨルガオは開いた花だけを指で摘み、青柚子と山椒は季節にまとめて仕込み、冷蔵で保存します。畑から釜までの持ち時間は六時間以内。

浸漬のガラス瓶process-maceration.jpg

02 Maceration

漬ける — 月が高いあいだ

性スピリッツに素材を沈めます。時間は短く、およそ二時間。長く漬けるほど香りは濃くなりますが、輪郭は崩れていきます。ヨルガオは若い香りのまま釜へ移します。

140Lの銅製ポットスチルprocess-still.jpg

03 Distillation

蒸留 — 銅釜、弱火、約五時間

釜は140Lの銅製ポットスチルひとつ。弱火で焚き、出てくる液体の最初と最後は惜しまず捨てます。瓶に入るのは、真ん中の澄んだ分だけ。一釜からとれるのは、およそ48本ぶんです。

銅製ポットスチル 140L × 1基

火加減

弱火のみ・約五時間

中取り

一釜あたり 約34L(約48本)

瓶詰めと月齢の刻印process-bottling.jpg

04 Resting

ねかせる — 加水して、ひと月

湧き水で日かけて度数を下げ、瓶の中でひと月やすませてから出荷します。ラベルには蒸留した晩の月齢を刻みます。同じ規格でも、晩ごとの違いが残る造りです。

この工程を、夜の現場で見る