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日が落ちてから数時間だけ、強く香る白い花。この蒸留所の名の由来であり、香りの芯です。
蒸留所の裏手の畑(月浦市内)
日没後 1〜3時間
開いた花のみ
夜香木は昼のあいだ香りをほとんど持ちません。日が落ちて気温が下がりはじめると、白い小さな花が開き、甘く重い香りを放ちます。摘むのはこの数時間だけです。
摘んだ花は籠のまま作業場へ運び、その晩のうちに中性スピリッツへ漬け込みます。時間を置くと香りの輪郭がぼやけるため、畑から釜までの距離を六時間以内と決めています。
グラスに注いだとき最初に立つ甘い香りが、この花の担当です。飲み口の印象は青柚子が、余韻は深蒸し茶が受け持ちます。